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UPDATE:2003/03/01

グローバルな資源の共有:過去10年における米国研究図書館の
経験と次の10年における方向

メアリー・E・ジャクソン
アクセスサービスプログラム上級担当職
研究図書館協会
ワシントンDC

グローバルな資源の共有に関する大学図書館館長・事務長会議

2000年5月22日
東京
(日本語訳:中元 誠)

 

はじめに

 ここでお招きをうけ、大学図書館の館長・事務長のみなさまをまえにグローバルな資源の共有についてお話できることをたいへん光栄に存じます。今回の訪日は私にとりまして2回目となりますが、これを可能とし、また実りあるものとしてくださった私立大学図書館協会ならびに国際図書館協力委員会のみなさまに御礼申し上げます。ただ残念なことに最初の訪日の際に日本語を流暢にお話するまでにはいたりませんでしたので、今日のお話は英語でさせていただかなければなりません。

 この90分間で私が目標といたしますところは、とりわけ図書館間相互貸借およびドキュメントデリバリーに焦点をあてて、米国における資源の共有にかかわる鍵となるいくつかの構成要素についてご説明することです。私は、米国およびカナダにおける効果的戦略の多くの事例についてお話をさせていただきますが、同様に、現在でもなお改善と注視を要するいくつかの領域についてもお話したいと思います。今日のお話は北米および日本の図書館間で協力が可能と思われる領域についていくつかの提案を申し上げてしめくくりたいと考えています。また、ご質問に対応する時間も設けたいと思います。

 最初に本日、私が用いる用語についてご説明させていただきます。米国における多くの図書館員にとりまして、資源の共有という言葉は、図書館間相互貸借、ドキュメントデリバリー、コレクションの協同構築、そしてオンサイトアクセスなどをふくむ一般的な用語となっております。図書館間相互貸借という言葉は図書および複写物の貸出および借用を意味する共通の用語となっています。ドキュメントデリバリーという言葉は、図書館間ないしは商用のドキュメントサプライアーの利用などによる複写物のやりとり、もしくは図書の物理的な配送を意味しています。本日、私は図書館間相互貸借もしくはILLという用語を用いますが、これらは図書および複写物のリクエストならびに提供を意味する用語としてもちいることといたします。

ILLにおいて鍵となる構成要素とはなにか?

 ILLを効果的かつ十分に機能させうる5つの鍵となる構成要素を挙げたいと思います。このうちのどれかひとつが他のものよりもより重要かどうかはともかくとしまして、これら5つの構成要素が全体として北米における図書館にILLサービスの提供を可能とする基盤となっています。

1.協力への意志

 最初に、そもそも図書館員は協力への意志をもたなければなりません。歴史的にILLはごく少数の教員もしくは学生のためだけに提供されるサービスと見なされてきました。というのも研究図書館はその利用者が必要とする膨大な資料のほとんどを入手するための手段をもっていたからです。研究図書館は貸出を重荷と、また借用は恥だと考えていました。研究図書館は、自らが依頼するよりはるかにおおくの他館からのILLリクエストを充足することを求められていましたし、また、自前のコレクションにない資料に対するリクエストはある人々にとっては蔵書構築の失敗を告白するようなものと見なされていました。幸いなことに、こうした傾向はもはや一般的とはいえなくなってきております。というのもほとんどの研究図書館の運営にあたる方々がILLを貸出・借用双方にとっておたがいに有益であることを理解するようになってきたからです。

 互恵という言葉は二つのことなる態度を意味しています。最初の態度は、貸出してくれる図書館にたいしてのみ貸出しを認めるとするものです。いまひとつの態度は、図書館による1件の借用は、1件の貸出に見合うべきだと考えることです。これら二つの意味における互恵という考え方は、とくにILL業務の担当者により現在でも非常に強く保持されています。多くのILL業務にたずさわる図書館員はある種の図書館が借用をうけるばかりで貸出にたいしてあまり熱心でないことについて懸念を表明してきました。しかしながら、互恵という概念は次第に消滅しつつあります。過去5年以上にわたり、多くの図書館がILLをビジネスという視点から考えはじめるようになってきました。これらの図書館は貸出にたいしては課金をおこない、また、自分たちの利用者のための借用が必要な場合には先方の課金に応じています。これらの図書館は借用した資料のための予算を確保しており、また、さらに重要なことは、課金をおこなわない貸出館のために担当者の検索の時間をさかなくなってきていることです。しかしながら、ほとんどの図書館管理者はILLを経済的な均衡をとるべきものとは考えていません。なぜならこれら図書館のほとんどがいわゆるネットレンダー[ILLの貸出が借用よりおおい図書館]だからです。

2.所蔵情報

 いったん、図書館が図書館間相互貸借の原則にかかわると、つぎには実務的な側面が鍵となります。ふたつめの鍵となる構成要素は他の図書館の所蔵情報です。冊子体のNational Union Catalogや地域の総合目録は現在では国際的な書誌ユーティリティーであるOCLCやRLINにとってかわられています。過去10年間においてカードによる州単位での総合目録はCD−ROMによる目録やOCLC上の総合目録にとってかわられました。多くの図書館が現在ではZ39.50検索が可能とする目録間のリンクによるヴァーチャルな総合目録にとりくみつつあります。

3.リクエストの送付

 この過程の次のステップ、そして三番目の鍵となる要素は、他の図書館にたいしリクエストを送付する能力です。私たちは、郵便やファックスによる紙媒体のリクエストフォームの送付から、OCLCやRLIN、ないしDoclineといったオンラインによるILLシステムに移行しました。米国の図書館は現在、ことなるILLシステム相互のコミュニケーションを可能とする国際的な通信規格であるISO[国際標準化機構]のILLプロトコールを用いたILLメッセージングシステムへの移行を開始しています。プロトコール準拠システムは、国内のILLリクエストを受理する手順で海外からのILLリクエストを受理することができるようになり、国際ILLにとって鍵となると考えられます。ISOのILLプロトコールについてはのちほど将来の展望についてふれる際にさらにお話したいと思います。

4.効率的な内部処理手続き

 四番目の鍵となる構成要素は、効率的な内部処理手続きです。オンラインによるリクエストの送付は郵送による貸出館へのリクエストの到着遅延をなくしてしまいました。効率化された手続きに加えて図書館は貸借の処理にかかわる業務担当者の処理レベルの適切化をはかる必要が生じています。繁忙日に膨大な数にのぼる図書の貸出が処理できない貸出デスクを想像してみてください。

 高い処理効率を維持する貸出館により、最低限のスタッフで適切な時間内に処理を可能とするいくつもの手続きや規程が発展しています。また、貸出館が細部にわたる貸出規程を維持・公開することにより、借用館は充足されそうもないリクエストを無駄に送付することがなくなっていくことが期待されます。

5.搬送

 搬送は、五番目の鍵となる構成要素です。搬送は、ILL業務処理において無視されがちな、しかし決定的に重要な要素です。搬送は、物理的ないし電子的のおこなわれます。米国のおおくの図書館は、もっとも安価なオプションであるにもかかわらず、信頼性という点で最低であるU.S. Postal Service[米国郵便]によるILL資料の搬送を好みません。州や地域単位、ないし全国規模の商用宅配便は一般的により高価となりますが、はるかに信頼のおけるサービスを提供してくれます。米国のいくつかの図書館は米国外に所蔵資料をもちだすことに消極的ですが、資料の搬出入を商用宅配便でおこなうという条件で海外への貸出に積極的に応じている図書館もたくさんあります。

 電子的な搬送については、Research Libraries Groupによって複写物の送付・受領を行うために開発されたArielというソフトウェアが、ほとんどの研究図書館により利用されています。Arielは、いわばインターネット上のファックスともいうべきソフトウェアで、圧縮されたページイメージを他のArielワークステーションや利用者の電子メールアドレスへと送付します。ファックスも複写物の送付に
用いられてはいますが、いくつかの図書館は、電話料金が高価となる可能性があるため、海外の図書館への複写物の送付にファックスを利用することには消極的です。

米国におけるILLの歴史

 図書館間相互貸借は米国の図書館サービスにおいてきわだった、むしろ特殊な位置を占めています。1876年、当時Worcester Massachusetts Free Public Libraryの図書館長をつとめていたサミュエル・グリーンはLibrary Journalの創刊号に手紙をよせて図書館間相互貸借を提案しています。1901年、米国議会図書館は、冊子体によるNational Union Catalogの事業を開始しました。1900年代の初頭にはプリンストン大学図書館の館長により、総合目録のさらなる発展とコレクションの合理化、図書館間相互貸借の展開がさけばれました。さらに、これらすべてのことは理想的には単独の連邦貸出図書館によって担われるべきこととされました。1917年には米国図書館協会により最初の図書館間相互貸借規則が制定されました。

その他の鍵となるILLの意義

 ご覧いただいたとおり、図書館間相互貸借の概念と意義は米国における最も初期の図書館の発展に深く根をおろしています。ここでお示ししたごく簡単な歴史からもご理解いただけるとおり、効率的な図書館間相互貸借サービスにたいする需要が長年にわたり存在しています。しかしながら、その他にも、ここで私がみなさまと共有したいと考える7つの意義が存在しています。

1.集中化と分散化

 ILLサービスを考えるうえで英国図書館ドキュメントサプライセンターのような集中化がのぞましいか、それともすべての図書館が個々に貸出・借用をおこなう分散化の方向にすすむべきかということについて図書館員は長いあいだ議論をしてきました。1998年の研究図書館協会によるILL/DD効果測定調査では、貸出冊数と1冊あたりの貸出処理にかかる経費とのあいだには有意な相関関係があることがあきらかとなりました。このことは、経費面では集中化モデルのほうが効率的でありうることが示されたわけですが、現在の私どものモデルはそれとは逆のものです。現在、私どもはILL処理のための単一の全国規模のクリアリングハウスをもっていませんし、また近い将来において設置することもおそらくないと考えています。

2.ILL規則の重要性

 米国においてはアメリカ図書館協会が全国規模のILL規則の維持について責任をおっています。この規則はなんら個別の協定をもたない図書館間のILLについて拘束力をもつようになっています。私どものこの規則は借用館と貸出館の責任を明確にしています。1993年のこの規則は現在改訂作業がすすめられており、私としては今回の改訂により制約がよりすくなくなることを期待しています。

 IFLA[国際図書館連盟]による国際貸借規則は多国間のリクエストについて拘束力をもっており、当然、日米間のILLについても拘束力を有しています。この規則も幾分、時代にそぐわなくなってきており、現在IFLAのDocument Delivery and Interlending委員会において今が改訂の時期ではないかという議論がすすめられています。

3.規格の役割

 技術とその性能についての規格は効率的なILLサービスを考えるうえで決定的に重要です。しかし、そのほとんどの部分が実際にリクエストをおこなう利用者からは目にみえません。さきほど私がふれたISOのILLプロトコールはことなるILLシステム間のコミュニケーションについて定めています。このプロトコールがNACSISをふくめておもな国際的な機関によって採用されることにより国内的なリクエストの処理に用いられているシステムを経由して海外とのILLサービスが可能となります。

 もうひとつの重要な規格は現在、National Information Standards Organizetionにより開発がすすめられており、そのうちのいくつかは国際規格ともなっています。このNISO Circulation Interchangeプロトコールは4つのモデル、すなわちセルフサービスによる貸出・返却、ことなる貸出・返却・ILLシステム間のデータ交換、コンソーシアム内の直接借用、そして電子的資源へのアクセスにたいする支援を目標としています。

4.課金処理

 ほとんどの研究図書館が、図書の貸出あるいは複写物の提供に際して課金をおこなっています。多国間のILLにおいても貸出館が課金し借用館がそれにたいして料金を支払う関係にかわりはありませんが、現在、銀行による通貨の交換手数料をなくす方向でさまざまな試みがすすめられています。現在、私どもがJapan Journal Accessプロジェクトにおいて試験的にすすめているひとつのモデルは、課金を棚上げにするというものですが、これは長期的な解決にはなりません。German Resourceプロジェクトにおいて試みているもうひとつのモデルは、研究図書館協会がいってみれば「銀行」の役割をはたし、北米側の図書館が一定の資金を協会に寄託しドイツ側との相互の貸借のかかる課金の処理をおこなうというものです。これらどちらの選択肢もコストがかかることにはかわりはなく、長期的な選択肢とは考えられません。IFLAによるバウチャーカードも郵送によるリクエストには有効ですが、これとても長期的な解決策とはいえません。貸出館、借用館双方にとって費用効果の高い支払い処理の解決策を私たちはともに模索していく必要があります。

5.コンソーシアム

 もうひとつの重要な意義は、図書館コンソーシアムにおいて協同するという概念です。[米国の]研究図書館はILLの目的のためだけに平均して7つのコンソーシアムに属しています。これらのコンソーシアムのいくつがは地域のものであったり、また全国規模のものであったりします。コンソーシアムは電子的資源のライセンス契約と同様にILLシステムの契約交渉においてもしだいに重要な役割をはたしてきています。RLGが、借用依頼にたいし4日以内という応答期限を設けたように、コンソーシアムは、しばしばILLサービスのパフォーマンス目標を設定しています。

6.著作権

 米国著作権法はILLリクエストが当該雑誌購読の代替物とならないかぎりにおいて図書館が図書館間相互貸借にたずさわることを認めています。この法律は複写物の転送のためにファックスやArielをもちいることをあきらかに禁じてはいません。国際的にみますと、ベルン条約がその批准国において著作権をもつ資料の利用について拘束力を有しています。ベルン条約の批准国はこの条約がその国の著作権保有者にたいしてあたえるのとおなじレベルでの保護を他の批准国にた
いしてもあたえることを認めています。国によりことなる著作権法の問題は国際図書館間相互貸借を考えるうえでもっともおおきな課題のひとつとなるかもしれません。

7.利用者による直接リクエスト

 米国およびカナダにおける図書館のおおくが、利用者が直接、総合目録ないしヴァーチャルな目録を[横断的に]検索し、そこで利用者自身が必要ならばILLのリクエストを直接おこなえるようなシステムの導入を検討しています。非公式な調査によると利用者による直接リクエストは図書館の担当箇所が仲介するILLサービスより費用効果が高いことを示しています。OhioLINKは米国やカナダにおけるほかのコンソーシアムからはひとつのモデルとなっています。

資料の共有にかかわるほかの構成要素

 資源の共有にかかわるその他の構成要素についてここで少し述べたいと思います。地域的ないしローカルなレベルでのコレクションの共同構築の成功例は数多くありますが、全国レベルでは数えるほどしか存在しません。ARLのGlobal Resourcesプログラムは合理的なコレクション構築にかかわるあらたな試みですが興味深いことにそうしたコレクションの共同構築プロジェクトからドキュメントデリバリープロジェクトへと発展したいくつかのプロジェクトがいくつか存在します。ANUL[国立大学図書館協議会]のいくつかの図書館とスタートしたJapan Journal Accessプロジェクトのパイロットはそのひとつですし、北米の図書館にドイツの図書館からの文献の取り寄せを可能としたGermanプロジェクトはもうひとつの事例といえます。私どもは現在、ドイツの図書館が北米の図書館から文献を取り寄せることを可能とする方策を確立しようとしています。

国際ILL

 ここでふたたび国際ILLについていくつかのコメントをしたいと思います。米国の図書館にとりまして国際ILLは全体のILLによる貸借の1パーセントにも満たないものです。ほとんどの図書館は図書の貸出やほかの返却を要しない資料よりも複写物の提供により積極的です。私はすでに貸出にかかる費用の徴収や支払いの際に生ずる通貨の交換手数料についてお話いたしました。最後の関心は、資料の搬送にかかる時間と確実性に関連します。現在のところ私どもは速達配送[商用宅配便]にたいして高い費用を負担することにいささか嫌気がさしているのは事実ですが、しかし一方で通常の米国郵便による航空便の配送は依然として時間がかかり、しかも不確実であることも事実です。

将来展望

 もしも水晶玉をのぞきこんで北米における図書館の21世紀の最初の10年間を正確に予測することができるとしたら、私は現在の図書館を介したILLサービスのおおくが利用者による直接申込みのシステムへと移行している未来をおそらく予測すると思います。図書館を介したILL処理冊数の伸びは、現在の8パーセントを将来において越えることはないと考えています。利用者による直接申込みシステムの利用の増加と電子的資源の広範な利用の拡大により、結果として、この伸び率は1−2パーセントにとどまるのではないかと考えています。米国のILLによる貸借はさらに国際的なひろがりを示すと思いますが、米国以外の図書館との貸借の割合は全体の10パーセントまでには届かないだろうと考えています。返却までの要する時間は10日より短縮され、借用の充足率は85パーセントを超えると思います。利用者のリクエストをいかに迅速に満たすかが成功をはかる鍵となります。

協力の可能性

 私としては、今日ここでみなさまが米国における図書館間相互貸借サービスについて正確に理解されることを望んでいます。私どもはおおくの成果を誇ることができると思いますが、一方で改善を要するおおくの領域が残されていることも事実です。しかしながら、日米間でさらに資源の共有をすすめることが可能と思われる日米図書館の協力可能ないくつかの領域についてお話して私の講演をしめくくりたいと思います。

 最初の協力の領域は規格の領域です。私は、日本の図書館がNACSISをつかってILLリクエストを米国の図書館に送付し、米国の図書館はRLGのILL ManagerやOCLCのILLシステムなどのILLプロトコール準拠のソフトウェア、あるいはそのほかの数多くのプロトコール準拠のILLシステムを介してリクエストを受理するといった未来を描きたいと思います。図書館はそれぞれの国においてそれぞれのよしとするメッセージングシステムを利用し続けることになると思いますが、国際ILLは拡大をしていくと思います。

 第二の領域はILLにかかわる課金と関連します。私たちは日米双方の図書館による課金にたいする適切な支払いの方策をみいだす必要があります。私たちは貸出にかかる料金を棚上げにすることはできませんが、一方で日本円と米国ドルの両替にかかる銀行の法外な手数料を支払うわけにもいきません。IFLAの Internatinal Lending事務局はバウチャーカードの電子化を検討していますが、おそらく図書館もこうしたIFLAによる選択肢を試してみる必要がおそらく生ずると思います。

 最後の協力の領域は配送と関連します。私たちは考えられる最も効率的な手段によって図書と複写物の双方を搬送する方策をさぐる必要があります。現状では速達配送[商用宅配便]にかかる費用にも対応しなければなりませんが、一方で雑誌文献の複写物を電子的に配送する手段の利用をさらに拡大する方策もさぐる必要があります。

結論

 最後に、私としては今日の講演でみなさまが米国における図書館間相互貸借サービスの正確な全体像をお伝えできたと信じています。また、本日、私がお話した将来の協力可能な領域についてみなさまもおなじようにそれらの重要性について認識をしていただけるものと期待しています。現在の米国における図書館間相互貸借の状況についてお話をさせていただき本当にありがとうございました。私としては、最初に早稲田大学、そして国立大学図書館協議会からの7校の参加館によるドキュメントデリバリープロジェクトが協力関係をさらに継続していくことを心から望んでいます。

 ご清聴ありがとうございました。

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