保Qー1.「学術的」、「非学術的」雑誌を、それぞれに適した方法で管理したい。どのような方法があるか?

・保存年限

  ・学術雑誌は永年保存が多い。
  ・非学術雑誌は年保存が多い。

・保存状態

  ・学術雑誌は製本するケースが多い。
  ・非学術雑誌は年保存とし、保存期間後廃棄するケースが多い。

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保Qー2.期間を区切って保存する場合、どのような期間設定をしているか?

・保存年限と主なタイトル例

  ・最新号が来たら廃棄
    ぴあ、時刻表 等
  ・1ヶ月
    朝鮮時報、ぴあ
  ・3ヶ月
    新聞原紙(縮刷版が到着後廃棄)、週刊朝日、デイリー毎日、Yomiuri Weekly
  ・6ヶ月
    週刊朝日、Hanako、ぴあ、オレンジページ、時刻表、週刊TVガイド、Tokyo Walker
  ・1年
    Taipei Journal、東京新聞、産経新聞、ぴあ、ASAHIパソコン、Scias、エコノミスト、時刻表、経済セミナー、きょうの料理、就職ジャーナル、スクリーン、週刊ベースボール、出版案内関係、日経エンタテイメント、AERA、ラグビーマガジン、音楽の友、官報、学校図書館、non・no、千葉ウォーカー、日経パソコン、中央公論、レコード芸術、CDジャーナル、テレビガイド、文芸春秋、OECD Working Papers、Tokyo Walker、ラグビーマガジン
  ・2年
    ぴあ、マリークレール、英会話教材、スポーツ誌全般、出版案内関係、Current Contents
  ・3年
    文芸報、日刊建設工業新聞等、パンフレット、図書館報、日本全国書誌、ウィークリー出版情報、AERA、キネマ旬報、基礎ドイツ語、Newsweek、大学紀要、India Today、栄養と料理、キネマ旬報、PHP、就職ジャーナル、Number、パソコン雑誌関係、洋新聞、婦人公論、日経サイエンス、宣伝会議、不動産鑑定、ILOジャーナル、出版ニュース、日経コンピュータ、日経コミュニケーション、日経エレクトロニクス
  ・5年
    Die Zeit、Sunday Times、Le Monde、Japan Times、Herald、公務員試験ジャーナル、世界週報、ニューズウィーク、大学紀要、Far Eastern Economic Review

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保Qー3.1年未満の保存年限に該当するタイトルは?その選定理由は?

・タイトル → 保Q−2を参照

・選定理由

  ・週間限定及び娯楽性の強い情報が多いもの。
  ・長期間の保存に意味がなく、古くなると利用頻度が減少するもの。
  ・刊行頻度が多いもの。

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保Qー4.1年以上の保存年限に該当するタイトルは?その選定理由は?

・タイトル → 保Q−2を参照

・選定理由

  ・卒業論文作成に必要なデータと推測されるもの。
  ・コンピュータ関係や、時事的な話題が中心になっているもの。
  ・一定期間以後、問い合わせが生じず、利用も減少するもの。
  ・逐次刊行物内規に従って
  ・教員から了承を得たもの、または希望されたもの。
  ・ILLなどで簡単に手に入りやすいもの。
  ・外国語の週刊誌は、日本語誌に比べると利用に時間がかかるため、3年以上の保存としている図書館もある
  ・年間購読料の購読開始時の価格で基準を設けている。
   (各図書館の事情によって異なるようです。予算担当と相談してみる必要があるかもしれません)。

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保Qー5.製本費や業務量の関係で、未製本保存を考えたい。

・対象物

  ・できるだけ厚くて、作りが頑丈そうなもの。
  ・利用頻度が少なそうなもの。学部図書室に排架されていたタイトルは、当時の担当者に聞いてみる。
  ・未製本の方が使いやすそうなもの。利用者(特に予算に関わる教員)に意見・希望を聞いてみることも一つの方法。

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保Qー6.雑誌扱いとしている資料の管理・装備にどのような方法があるか?

・カレント雑誌・紀要等

  ・古い雑誌は中性紙の箱や袋に入れて保存。
  ・BDS入退館システムを採用しているため、タトル(磁気テープ)をいれ、盗難を防ぐ。
  ・薄いものは、パンフレットボックスに入れている。
  ・できるだけスチールボックスを使って、型崩れを防ぐようにしている。

・年鑑・統計・白書類

  ・BBS入退館システムを採用しているため、タトル(磁気テープ)をいれ、盗難を防ぐ。
  ・背にラベルをはる。
  ・資料IDラベルをはる。

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保Qー8.保存する際、本誌とはどのように調整するか?

・本誌が永年製本保存の場合。

  ・本誌と一緒に保存するケース
    ・刊行順に一緒にバインドする。
    ・巻または年次の一番後ろにまとめてバインドしている。
    ・付録のみ製本せずに排架。
  ・本誌とは別に保存するケース
    ・バインドできるものはするが、できないものは箱に入れておく。
    ・独立した、別タイトルの付録、または、グループタイトル(洋雑誌)は、別書誌を起こしていることが多く、本誌とは別々に製本して、排架は本誌の後ろにする(本来のタイトル場所には、代本板を立てる)。
  ・付録のみ、製本せずに排架するケース

・本誌が永年未製本保存

  ・本誌と一緒に保存するケース
    ・付録は箱に入れてあり、そのまま保存する。
    ・同じく未製本のまま、本タイトルの後ろに排架する。
    ・付録のみ製本しているものもある。
    ・薄いものはファイルボックス等を利用する。
    ・ケースバイケースで、付録も資産登録する場合がある。
  ・本誌とは別に保存するケース
    ・付録は箱に入れてあり、そのまま保存する。
    ・付録のみまとめて排架。
    ・付録のみ製本しているものもある。
    ・薄いものはファイルボックス等を利用。
    ・ケースバイケースで、付録も資産登録する場合がある。

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