研究分科会は「図書館に関する共同研究およびその知識の普及を目的」として活動を行っている。
当企画広報分科会も、その目的に沿って活動を行っている。図書館学はもともと実学であるのだから、あくまで知識の応用を目的とした研究でなければ意味を持たない。特徴的なことは「研究」や「知識」の前提であり、その成果を応用すべき「実践」に重点を置いていることだ。月に1回集まって単なる読書会や近況の情報交換(そして夜の部の宴会で日頃のウサを晴らしたり)で終わってしまっては、半日空けている現場の仲間たちに申し訳が立たないだろう。
「実践」といってもたやすいことではなく、それなりの「苦痛」をともなっている。また、その「実践」を行うために、分科会の運営にも工夫が必要とされる。
分科会の活動も数年に及んで、それなりの「歴史」ができつつあるので、まずは、当分科会の歩みをざっと振り返ってみよう。
大学図書館広報実践ハンドブック(報告書 no2) p.160より抜粋