企画広報研究分科会、'98年度の活動計画
1)活動目標
1.'96〜'97のまとめと研究発表('98.6)、今期の研究開始。
2.過去の報告書の連続刊行(研究と共同制作)を果たす。
3.今後の研究・実践活動を担う人材を発掘・育成してバトンタッチする。
2)名称とテーマ
企画広報分科会の名前はそのまま。研究テーマは「利用者教育の実践的研究」とし、実質的な内容は「大学図書館における利用者教育実践ハンドブック」の作成作業そのものになる。
3)プログラムと日程
JLA利用教育委員会の活動をレクチャー:オリエンと合わせて3回くらい。
あとは毎回:オリエン、ツアー、講義、ゼミ出前、選択科目、必修科目などの企画から実施までのノウハウと鍵になるコツ。これを毎回1テーマずつ徹底調査と討議で、報告書の1章としてまとめていく。
2000年の5月に報告書刊行予定。
4)報告書刊行の拠点
裏で、未刊の「報告書2」(3月刊行!)とそれに続く3・4・5の編集作業を並行して進める。夜の部でOBGの参加を推進。
5)運営
運営実務は徹底して分業。仕事は極力へらす。無駄はしない。遠慮なし。紙を減らして、電子媒体の活用を極限まで導入。連絡も報告も相談も基本は電子媒体上で済ませる。会員も非会員も報告書作成に参加できる。
6)ツール開発
会員には、ALAグッズの魅力を媒体にして、その販売を体験する中で、セールスプロモーションのコツと楽しさを一挙に理解してもらう。JLAとのタイアップ、共同制作への支援を通じて、参加者各館への物理的成果還元を目にみえる形で提供する。
新「図書館の達人」の企画への直接参加、上映企画などを通じて、利用者教育ツールの多様な開発に寄与する。
7)対外広報
かつてのPPRの挫折の経緯を踏まえて、今後はホームページの開設、電子メールネットワークの確立などを通じての広報へ乗り出し、最小の手間で最大の読者への伝達効果を狙う。研究大会などでどんどん発表して自立的協力者の増殖を図る。
図書館界の外の大物支援者を獲得し、地道路線のジリ貧からイッキの挽回、社会的な話題提供により<図書館>の存在感の強化を狙う。<情報インストラクター>というサービス業の専門性を全面に押し出して、図書館職員の学内的社会的な評価の思い切り目にみえる実質的向上を実現する。