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2001年度第1回研究部運営委員・研究分科会代表者合同会議議事要録


日 時:2001年5月30日(水)15:00〜17:00
場 所:亜細亜大学図書館8階会議室
出席者:研究分科会代表者
     [分類] 鈴木 学(日本女子大学)
     [逐次刊行物] 野毛 洋子(昭和女子大学)
     [パブリックサービス] 小畑 富雄(国士舘大学)、会員:三好 恵理子(文教大学)
     [図書館運営戦略] 袴田 達雄(成蹊大学)
     [レファレンス] 渡邉 貴夫(立教大学)
     [資料組織] 佐藤 友治(文化女子大学)
     [相互協力] 杉田 美香(文化女子大学)
     [文献探索] 梅田 順一(明治大学)
     [西洋古版本] 新井 和之(成城大学)、内藤 むつみ(青山学院大学)
     [企画広報] 代理:吉原 恵子(法政大学)
     [和漢古典籍〕代理:成田 則子(立教大学)
     [大学図書館業務] 佐々木 優(札幌大学)      
     [理工学] 岡平 英明(足利工業大学)
    研究部運営委員
     三瓶 良男(文教大学)、田中 晶絵(女子美術大学)、
     山脇 治(相模女子大学)、中村 里弥子(早稲田大学)、
     遠藤 久美子(慶応義塾大学)、山本 なほ子(法政大学)、
     野口 真生(大正大学)、吉川 貞之(獨協大学)、
    研究部担当理事校(亜細亜大学) 
     今井 一見、青島 勉、佐々木 博、市川 隆幸
    欠席者:研究分科会代表者 
     [相互協力] 家村 真名(法政大学)
     [企画広報] 仁上 幸治(早稲田大学)
     [和漢古典籍〕宮本 俊澄(大正大学)
     [理工学] 宇田川 和男(早稲田大学)

 会議に先立ち、研究部担当理事校から、挨拶と参加者の紹介があった。

議 題:
  1.2001年度研究部活動計画(案)について
    研究部担当理事校から、(資料1)に基づき、13分科会の成果報告を12月21日
   (金)早稲田大学国際会議場で1日で行うことの報告があった。

  2.2001年度研究部予算(案)について
    研究部担当理事校から、(資料2)に基づき、部会長校の予算が逼迫しているので交付
   金の比率が0.8から0.7掛けに変更になったことや加盟校214校(現状208校だが、来
   る6月8日の総会で洗足学園大学、北海道文教大学、人間総合科学大学、国際医療福祉
   大学、長岡大学、新潟医療福祉大学を承認予定)で算出していることの報告と予備費が
   約200万円あるので、研究部の活動全体を見直す時期に来ているのではないかとの説明
   もあった。
  
   3.2001年度研究会について
    研究部担当理事校から、(資料3)に基づき、12月21日に早稲田大学国際会議場の
   2会場を使用して行うとの大枠が提示された。今後各分科会の発表テーマが決まった時  
   点で、加盟大学に案内し、出席状況を見て具体的な開催方法を詰める予定であり、総合
   テーマの項は設けず、「研究部報告大会」等の名称を使用することになった。
    また、下記のような意見や提案が出され、再度運営委員会で検討し、改めて検討案を
   メール等で分科会代表者に連絡することになった。併せて、会議場の設備、機器設置状
   況も報告することになった。

   ・開催方法について、分科会代表者から2会場同時に始まるのが望ましいとの意見に対
    し、テーマにより参加者の出足も異なるだろうし、いっそのことセレモニー的な主催
    者の挨拶を省いたらいかがかとの意見も出され、運営委員会で検討することになった。

   ・分科会代表者から、発表時間は質疑を入れ30分が限界。10分間の休憩時間に機器(プ
    ロジェクター)やHPの準備をする方には短かすぎる。
 
   ・分科会代表者から、発表内容を2年目の活動発表にするのか、その年の発表にするか
    で、時間配分が変わってくるとの意見が出された。この件について、委員から従来こ
    の研究会では、分科会として活動した2年間の活動成果を45分(質疑応答で別に5分)
    で発表している。基本的な発表スタイルは活動2年目の12月に1回、2年間の研究活動
    報告の総まとめをすると考えている。分科会の性格では個人的研究にならざるを得な
    い分科会もあるかもしれないが、基本的に個人研究でなく、分科会として活動した全
    体の結果報告を中心にした発表をお願いしたいとの説明があった。
    
  4.今年度の各研究分科会の活動計画と予算について−「会計処理ガイドライン」参考−
    研究部担当理事校から、活動計画の他に今年度から予算計画書を提出いただき、分科
   会の予算執行が適正に行われるよう、繰越金等も含め問題点を検討したいとの説明があ
   った。
    また、(資料5)手続書類(様式4)に前年度の実績の項を追加し、助成の希望を確認 
   する文言を入れたが、助成のあり方や助成額の問題もあり、その項は削除するとの説明
   もあった。
   
  5.その他 
   (1)分科会関係役割分担表について
    研究部担当理事校から、分科会関連業務を整理し、(資料4)のとおり、新たに会員
   異動通知関係、夏期合宿の取りまとめを月例担当校に、更新関係全般を更新担当校にお
   願いしたとの報告があった。
    また、追加資料(私図協HPの2001年5〜6月例会案内)には、分科会代表者のメールア
   ドレスを掲載し、問合せ先として、分科会全般については研究部担当理事校の亜細亜大
   学へ、各分科会については直接分科会代表者へ連絡するよう案内している旨説明もあっ
   た。

   (2)分科会マニュアル2001年度版について
    研究部担当理事校から、(資料5)に基づき、昨年5月分科会代表者へ配布した初版
   (暫定版)を次のとおり改訂したとの説明があった。(主な変更点)・研究会の持ち方
   ・11月に出た「会計処理に関するガイドライン」を組み入れた。・手続書類を別冊子
   にした。・メールやFAXでも提出できるよう、捺印や館長名明記を省き、書式を簡略
   化した。
    また、この手続書類でEXCELで提出可能かとの質問があり、特に問題はないとの
   説明があり、電子媒体でマニュアルを希望する分科会には、後日メールで連絡するこ
   とになった。 

   (3)夏期合宿実施計画の依頼について
    今年から新たに担当することになった委員(月例担当校)から、下記のとおり計画作成
   から手順までの説明があり、各分科会代表者に相模女子大学まで提出するよう要請があ
   った。
   ・遵守事項:マニュアル(P.5-6)1-3に従い作成し、休日出勤がからむ土日を避け
    る。
   ・提出書類:
    A.合宿実施計画書(様式02使用)。なお、関東近県以外で行う場合は、理由書(書
     式自由)添付
    B.合宿要項(書式自由:完成した時点で提出可。作成時期がずれる場合は事前に 
     担当校に相談)
   ・締切日:6月30日
   ・メール、FAX、郵便いずれでも可

    また、提出書類の確認後、研究部担当理事校から、各代表者へ加盟大学図書館宛の会員
   派遣要請の文書(公印省略)を送ることとなった。なお、パブリックサービス分科会から
   は、経費の請求をする関係上、7月上旬までに文書が必要との要望があり、早めに対応する
   ことになった。
    関連して以下のとおり意見交換があった。

   ・逐次刊行物分科会から、昨年使用した会津キャンプ村で今年も行うが理由書が必要
    かとの質問に対し、書類が提出された上で、必要があればお願いすることになった。

   ・和漢古典籍分科会から、資料を手元において研究する都合上、今年は通いになる予
    定であり、その手続方法についての質問に対し、研究部担当理事校から、あくまで
    も宿泊が伴う活動が夏期合宿であり、月例会の延長線上で毎日その回数やったとい
    うことで対応願いたい。必要であれば研究部担当理事校から派遣要請の書類を出す
    ので、その時は申し出てほしいとの説明があった。

   ・分類分科会から、都内で集中的に研究をやりたい場合、過去にクレームがあったと
    聞いているとの質問に対し、研究部担当理事校から、都内でも宿泊しなければ活動
    に差し支えるという明確な理由書があれば認められると思うとの説明があった。

   (4)更新スケジュール(案)ついて 
    研究部担当理事校から、前回の運営委員会で分科会の新規立上げが増えるよう、願
   っているが、ご意見やアドバイスなどをいただきたいとの発言があり、委員から、マ
   ニュアルP.9に基づき、過去の経緯が補足説明された。
   次いで、分科会代表者から、下記のような現状説明と提案等あった。

   図書館運営戦略分科会:具体的に分科会が何をやっているか見えてこないし、参加
   して何のメリットがあるのか、また、運営の問題点として現場で生かせるか世代間の
   問題もありうまくいかない。募集要項に書くのは難しいので、事前に12月の月例会
   に参加できる形をとるとか、体験できる場があっても良い。
 
   分類分科会:継続会員が半分で活動している。書類だけでは参加者は増えない。新
   人を研修目的で参加させる所もあり、研究の足を引っ張る。公開研究会のようなこと
   を義務づけ、やっても良い。

   相互協力分科会:全員入替わった。分科会の入替わりが激しくなるので、3月など
   に、新旧分科会会員の交流と事務の引継ぎができる場があれば良い。
                          
   (5)運営上の諸問題について 
   (資料6)に基づいて、事前に提出された運営上の諸問題について、各分科会代表者
   から補足説明され、以下のとおり意見交換があった。

   A.研究分科会継続要請書(依頼書)について
   ・資料組織分科会から、会員が分科会活動を継続できるよう働きかける依頼状を提
    出願いたいとの希望に対し、以前も類似の書類を出したことがあり、必要があれ
    ば、研究部で対応するとの説明があった。

   B.プロバイダとの契約の問題
    ・資料組織分科会から、HP運用のためにプロバイダと契約している費用をどう処理
     できるか。
    ・逐次刊行物分科会は以前個人の所属大学のサーバースペースを使いHPを持ってい
     たが、異動のため凍結した。今年度6月商業ベースと契約予定。
    ・理工学分科会は足利工業大学の大学サーバーを使い、リンク集の結果のみ載せて
     いる。費用はかからない。
    ・相互協力分科会は、前期まで会員所属の大学のサーバーを利用。退会により、引
     継ぎもされていない。現在、民間と契約するよう進めている。報告書も出してい
     るので、予算がない。会費5,000円+プロバイダ費用で募集をかけるのは大丈夫か
     と質問があった。
    ・企画広報分科会から、以前個人で大学のサーバーに置いていたので、現在はない。
     予算があればプロバイダと契約したい。継続性を考えればフリーのものを使い立
     上げも自由にやらせていただきたい。データが大量になれば、協会のHPができた
     時など引越しも大変である。
    ・図書館運営戦略分科会:現在フリーのサーバースペースでメールも含め利用して
     いる。過去にプロバイダ契約の経験があり、費用捻出に苦労した。前期の合同会
     議でも議題としており、できれば協会の方で持つよう分科会代表者から要望があ
     った。

     研究部担当理事校から、私図協は国情研から10MBのサーバースペースを借りて運
    用しているが、分科会へ利用させるには、運用上の問題もあり現状では難しい。研究
    部としては、プロバイダと契約せざるを得ないことになると思う。社会情勢がインタ
    ーネットの時代であり、サーバーをどこかに確保し、それぞれがログインでき、分科
    会がそれぞれに更新できるよう検討しなければならないし、役員会等で提案していき
    たいとの説明があった。
     また、委員から、各分科会がプロバイダと契約するのは大変であり、上部団体で契
    約し、費用を出すようにすれば良いが、維持管理や引き継ぎが課題であると意見も出
    された。
 
    C.分科会報告書の売上について
     委員から、資料販売の収益が溜まっている分科会があり、実際の状況を確認できる
    ように予算や決算で分かるようにしておくのが望ましいとの提案があった。
     また、資料を販売している分科会から状況報告が次のとおりあった。

    ・逐次刊行物分科会から、報告集等売上金が年度をまたがる時どのように管理すべき
     か分からない。報告書は2年ごとに出しており、広告を載せているが、収入が不安
     定である。
    ・相互協力分科会から、売上金は3月ではなく、4月に振込むようにやっている。年度
     末は売らないようにしている。1-7号まで2,000円で販売、8号はHPに出したので無
     料配布している。

    D.会員の異動の問題
    ・レファレンス研究分科会から、経験が浅い会員が大多数で、全くの新人もおり、
     即戦力になるために参加したという方もいる。一体何をもってレファレンスと定義
     付けされるべきなのか、曖昧なままの活動で、参加者の興味も一定でなく、会員の
     異動が激しい。

     研究部から、分科会がどのように活動し、もっと積極的にアピールしていくか重要
    であり、加盟館に分科会を認知してもらうよう努力したいので、引き続き意見を寄せ
    てもらいたいとのお願いがあった。

    E.その他
    ・研究部から、現在HPを開いている(今後開設予定の所は決定した段階で)分科会は
     後日メールでURLをご連絡いただくよう依頼があった。
    ・マニュアル内の付録2のアンケート調査に関する指針で、電子メールやHPを利
     用した調査はご遠慮くださいとあるが、アンケートではなく情報収集程度でもダ
     メなのかという質問があり、研究部からは指針の意図するところに従っていただ
     きたいとの説明があった。

   (6)私図協スケジュールについて                      
    (資料7)に基づき、説明があった。 

  最後に研究部から、HPの運用は優先的課題と思っているので、役員会や委員で検討して、よ
 り良い活動ができるよう努力していきたいと挨拶があった。
                                       以上