私大図協・東・研・99-65
1999(平成11)年11月8日
加盟大学図書館長 殿
私立大学図書館協会
東地区部会
研究部担当理事校
獨協大学図書館
館長 梶山 皓
[公印省略]
1999(平成11)年度第2回研究会開催について(ご案内)
貴館におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度標記の研究会を下記のとおり開催することになりました。つきましては、館務ご多用のところ誠に恐縮ですが、貴館職員の参加につきましてご高配の程よろしくお願いいたします。
なお、参加の申し込みにつきましては、お手数ですが、同封の申込書に必要事項をご記入の上、12月6日(月)〈必着〉までにご返信下さいますようお願いいたします。
記
1.日 時 1999年12月21日(火) 10:00〜17:00 (受付開始9:30)
2.会 場 東京女子大学 2号館1階:NO.2102
3.講 演 (10:10〜11:10)
(1)「著作権の矛盾と公共図書館のサービス」
講師 都留文化大学非常勤講師・「金田一春彦ことばの資料館」アドバイザー
財団法人AVCC顧問・日本図書館協会著作権(ビデオ)専門委員
日本図書館協会町村図書館活動推進委員 小林 是綱 氏
(講演要旨)
昭和61年の著作権法改正に伴うビデオテープの個人貸し出しと補償金をめぐって、全視連と日本図書館協会の見解の相違を述べる。公共図書館の上映会が16ミリからビデオソフトへと変化する中で、法38条と26条の対立を明らかにし、今後の方策を探る。インターネットは図書館資料か?公共図書館の将来を問う。
(2)「大学図書館の日本複写権センターへの対応について」 (11:10〜12:10)
講師 慶應義塾大学三田メデイアセンター事務次長 加藤 好郎 氏
(講演要旨)
国公私立大学図書館協力委員会と日本複写権センターとの関わりは、昭和62年11月に「著作権集中処理機構設立準備委員会」から「協力委員会」へ対する説明会の開催から始まり、いまだに決着が付くことなく議論されています。今回の研究会では、その経緯と「大学図書館における文献複写に関する実務要項」作成等、今後の対応について具体的にお話をいたしたいと存じます。
昼食・図書館見学 (12:10〜13:30)
4.研究発表
(1)『逐次刊行物業務の合理化−よりよい利用者サービスのために−』 (13:30〜14:15)
逐次刊行物研究分科会 駿河 亜希子 氏(東洋学園大学図書館)
佐藤 美和子 氏(専修大学図書館生田本館)
(研究発表要旨)
「逐次刊行物は、その特徴である情報の速報性ゆえ、利用者への迅速な提供が求められる。そのため、迅速に一連の受入作業を行う必要性がある。図書館システム上での受入業務の改善と、洋雑誌高騰による受入数減少の代替としてのオンライン・データベースについての調査結果から、雑誌業務の省力化と利用者サービスの向上について考察した。」
(2)『理工学関連データの作成と提供−ネットワーク型研究分科会への提案と関連して-」 (14:15〜15:00)
理工学研究分科会 外崎 みゆき 氏(関東学院大学図書館)
太田 あかね 氏(創価大学)
森 知春 氏(東京理科大学) (大学名50音順)
(研究発表要旨)
現在では、時間・地理的制約を受けない、電子ツールを用いたデータの相互伝達・利用が常識となった。今回は、前・今期の共同研究テーマとした2点について、集計・編集・提供という主要作業手順を述べ、研究成果を報告すると共に、今後の展望を加えることで小人数でも可能となる研究分科会の運営方法について提言する。
休 憩 (15:00〜15:15)
(3)『どうする、地域開放。−大学図書館と地域の係わりについて−』(15:15〜16:00)
相互協力研究分科会 鈴木 正宣(創価大学中央図書館)
藤巻 淑子(獨協大学図書館)
(研究発表要旨)
「近年、大学図書館を取り巻く環境が急速に変化している。文部省の生涯教育の答申、大学の経営方針、或いは住民からの要望などの影響により、大学図書館が、地域開放を考える機会が増えている。今回は、この点を踏まえ、すでに地域開放を行っている大学図書館の事例をもとに分析、評価し、今後の大学図書館と地域との係わりを述べてみたい。」
図書館見学 (16:10〜17:00)
5.問い合わせ先及び参加申込書の送付先
〒340-0042 埼玉県草加市学園町1-1 獨協大学図書館 担当:吉川 貞之
TEL:0489-46-1696 FAX:0489-43-1963
*参加申込書をお送りいただいた後、研究部担当理事校から「参加承諾書」のような文書はお送りしません。当日会場にお越し下さい。