UP:資料・報告書へ


                                         私大図協・東・研・2000-51
                                              2000年10月16日

私立大学図書館協会
東 地 区 部 会
加盟大学図書館長 殿

                                           私立大学図書館協会
                                           東  地  区  部  会
                                           研 究 部 担 当 理 事 校
                                           獨 協 大 学 図 書 館
                                             館 長 梶  山  皓

                                           研 究 部 研 修 委 員 会
                                             委員長 佐藤 善治
                           


          2000年度第2回研修会開催について(お知らせ)


時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 この度、標記研修会を下記のとおり開催致しますので、貴図書館よりご参加くださいます
ようご案内申し上げます。


                           記


1.テーマ:マルチメディア環境下における資料保存と情報発信:私たちは未来の利用者
  に何を手渡すのか。
 
 ≪趣旨≫
 わが国の図書館界で「資料保存」が語られ始めてから相当の年月が経過しました。また、
その当初からマイクロフィルムを始めとして「保存」の一手段としてのメディア変換もそれなり
に考えられてきたように思いますが、ここ十数年の短い期間に、冷静な判断を下す暇もなく
様々な「ニューメディア」が次から次へと私たちの前に現われ、ついには21世紀を見据えて、
インターネットを介した「電子図書館」による情報発信も視野に入れねばならない状況となっ
てまいりました。
 しかし、私たちは多種多様な「ニューメディア」の洪水に翻弄されているばかりではなく、それ
ぞれのメディアが図書館と利用者にとってどのような意味と役割を持っているのかを的確に把
握し、「メディア変換」、「ディジタル化」それぞれの現況、特徴、更には問題点をもしっかり認識
しなければなりません。
 一方で「酸性紙問題」の顕在化以来、中性紙の使用や貴重書へのアクセス制限など見た目
の「対策」は進みましたが、果たしてわが国の図書館界において資料保存対策は定着したの
でしょうか、また資料保存対策の「現在」はどのようになっているのでしょうか。
 また、そもそも私たちは何のために「資料保存」し、「メディア変換」し、そして「情報発信」する
のでしょうか? 現在と未来の利用者のために私たちが今為すべきことは何なのでしょうか?
 このような問題を広く考える機会として、本研修会を設定した次第です。多くの皆様の参加を
お待ちしております。

2.期   日: 2000年12月14日(木) 〜 15日(金)

3.募集人員: 40名(原則として1大学1名先着順)

4.受 講 料: 8,000円(懇親会費を含む)※受講料は当日ご持参ください。
          なお、受講決定通知発送後のキャンセルにつきましては、受講料を申し受
          けますので、予めご承知おきくださいますようお願いいたします。

5.会   場: 中央大学 駿河台記念館 520号室
          東京都千代田区神田駿河台3−11−5

6.見   学: 

7.内   容:
 
  第1日(12月14日)
   * 受 付 (9:30〜10:00)
   * 挨拶・オリエンテーション (10:00〜10:20)
     研究部担当理事校挨拶  獨協大学図書館長  梶山  皓
     会場担当校挨拶       中央大学図書館長  長崎  健
     研修委員長挨拶       中央大学図書館選書担当副課長  佐藤 善治

    * 講演「資料保存問題をめぐる近年の動向:『利用のための保存』を求めて」
        (10:20〜11:50)                            講師未定

    * 講演「アジア経済研究所図書館における新聞のマイクロフィルム化事業とメ
       ディア変換の諸問題」 (13:20〜14:50)
        日本貿易振興会図書館長  橋本 眞治

    * 講演「ディジタル図書館による情報発信の意義と課題」 (15:10〜16:40)
        図書館情報大学 教授  杉本 重雄

    * 懇親会  会場:レストラン・プリオール(1F) (17:00〜19:00)

  第2日(12月15日)
    * 講演「マルチメディアと書物の行末:『季刊 本とコンピュータ』を通して見えたこと」
        (10:00〜11:30)
        和光大学 表現学部教授(『季刊 本とコンピュータ』編集長)  津野 海太郎

    * 事例報告
       「法政大学大原社会問題研究所における画像資料のディジタル化について」
        (13:00〜13:45)
        法政大学 大原社会問題研究所 事務係主任  若杉 隆志

       「大正大学附属図書館における仏典の保存・利用・メディア変換の諸問題」
        (13:45〜14:30)
        大正大学附属図書館 閲覧課長補佐  巻田 英人

    * 講演「紙と電子媒体の共生を考える」 (14:50〜16:20)
        慶應義塾大学文学部 教授  上田 修一

    * まとめとアンケート (16:20〜16:40)

8.参加申し込みと締切期日
 参加ご希望の方は往復葉書に氏名・図書館名・担当職名をご記入の上、下記宛先までお
送りください。締切りは11月25日(土)です。なお、定員になり次第締め切らせて頂きますの
で、お早めにお申し込みください。受講決定については、11月30日頃該当大学宛てに通知
致します。


  申込先:〒340-0042 埼玉県草加市学園町1−1
        獨協大学図書館事務課雑誌係 西田 原作
        TEL 0489−46−1696(直通)


UP:資料・報告書へ