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                            私大図協・東・研・2001-59
                                  2001年9月13日
私立大学図書館協会
東地区部会
加盟大学図書館長 殿
                           私立大学図書館協会
                           東地区部会研究部担当理事校
                           亜細亜大学図書館
                             館 長 中 村 精 志
                           東地区部会研究部研修委員会
                             委員長 佐 藤 善 治

          2001年度第2回研修会開催について(お知らせ)

時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度、標記研修会を下記のとおり開催致しますので、貴図書館よりご参加くださいます
ようご案内申し上げます。

                     記

           2001年度第2回研修会の開催趣旨

1.テーマ : 目録の将来:学術情報の組織化と図書館目録の今後

 ≪開催趣旨≫
 1986年に「学術情報センター」が創設されて以来、その参加機関は年を追って急増
し、2001年4月現在850機関を超えています。この15年間を大学図書館の目録業
務の現場から見れば、それはコピーカタロギングと業務委託の急速な普及と軌を一にして
いると言えましょう。
 こうした状況は、大学図書館の中で資料組織化(目録・分類)業務への関心をいきおい
低めてしまうこととなり、私たち私大図書館協会東地区部会でも1988年を最後に「目
録」をテーマとした研修会を設定してきませんでした。
 しかし、この間主流となりつつあるコピーカタロギングの元となっている書誌ユーティ
リティの品質に何ら問題はないのでしょうか。わが国の大学図書館で広く作成・提供され
ている書誌情報のあり方に問題はないのでしょうか。また、大学図書館の蔵書の中で重要
な位置付けを持つと思われる古典籍やマイノリティ言語資料担当者の育成は、コピーカタ
ロギングと縮小されつつあるスタッフの中でどうあるべきなのでしょうか。
 一方で、大学図書館が収集・提供の対象としなければならない記録媒体は従来型の紙メ
ディア、マイクロフィルムにとどまらず、いまや電子媒体やネットワーク情報源にまで拡
大し、それらの記述、アクセスポイントに必要な規則や技術のあり方が再び問われようと
しています。
 本来、よりよい図書館活動、図書館サービスのためにはより優れた「技術」が必要であ
り、図書館における資料組織技術はそれらをしっかりと支えるきわめて重要な技術のひと
つでありました。時代の変化と共にそうした「技術」にもそれなりの変容が求められるこ
とは異論のないところでしょうが、21世紀を迎え、図書館が培ってきた資料組織技術の
意義を再確認しつつ、今後のあり方を広く考えてみたいと思います。
 多くの皆様のご参加をお待ちしています。

2.期 日 : 2001年11月8日(木)〜9日(金)
3.募集人員: 60名(原則として1大学1名先着順)
4.受講料 : 9,000円(懇親会費を含む)※受講料は当日ご持参ください。
       なお、受講決定通知発送後のキャンセルにつきましては、受講料を申し受
       けますので、予めご承知おきくださいますようお願いいたします。
5.会 場 : 早稲田大学国際会議場 3階 第1会議室
        東京都新宿区西早稲田1−6−1
6.見 学 : (第1日目の午後に時間確保)
7.内 容 :
第1日(11月8日)
  *受 付                            9:30〜10:00
  *挨拶・オリエンテーション                  10:00〜10:20
    研究部担当理事校挨拶  亜細亜大学図書館長         中村  精志
    会場担当校挨拶     早稲田大学図書館長         浦川 道太郎
    研修委員長挨拶     中央大学図書館選書担当課長     佐藤  善治

  *講演 「図書館における資料組織化業務の意義と将来」     10:20〜11:50
       図書館情報大学教授(日本図書館協会目録委員会委員長) 永田  治樹

  *図書館見学                          13:00〜14:50
    早稲田大学 会津八一記念博物館 および 演劇博物館
                    
  *講演 「わが国の書誌情報における主題組織化の現状と問題点」 15:10〜16:40
        大阪市立大学学術情報総合センター 教授        北   克一
 

  *懇親会  会場:大隈会館 3階               17:00〜19:00



第2日(11月9日)
  *講演 「目録規則と目録の将来−国際的動向および       10:00〜11:30
         日図協目録委員会の活動を中心として−」  
     中央大学図書館 担当部長(日本図書館協会目録委員会委員)  古川   肇

  *講演 「ネットワーク情報資源 資料組織化の現状と課題」    13:00〜14:30
         愛知淑徳大学 助教授(図書館副館長)        逸村   裕   

  *事例報告 1
      「『インターネット学術情報インデックス:ゲートウエイ・サービスのための
       メタデータ−』の作成について」           14:50〜15:40
      東京大学情報基盤センター デジタル・ライブラリ掛長    本多   玄
 
  *事例報告 2
      「古典籍担当者の育成を考える:慶應義塾図書館における“和装本研修”
       の試みの中から」                  15:40〜16:30
        慶應義塾大学三田メディアセンター 資料サービス担当  筒井  利子

  *まとめとアンケート                     16:30〜16:50

5.参加申し込みと締切期日
  参加ご希望の方は往復葉書に氏名・図書館名・担当職名をご記入の上、下記宛先までお
 送りください。締切りは10月12日(金)です。なお、定員になり次第締め切らせて頂き
 ますので、お早めにお申し込みください。受講決定については、10月19日頃該当大学宛て
 に通知致します。

申込先:亜細亜大学学術情報課 私図協担当係 市川 隆幸
    〒180-8629 東京都武蔵野市境5-24-10
    TEL 0422-36-3469(ダイヤルイン)FAX 0422-36-1081
    E-mail:higashi@asia-u.ac.jp
    *問合せについては、出来るだけEメールでお願いいたします。