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私立大学図書館協会 2002年度第6回国際図書館協力委員会議事要録


日 時:2003年1月31日(金)14:00〜16:30 
場 所:東海大学 校友会館
出席者:村山 重治(東海大学)
    中元  誠(早稲田大学)
    加藤 恭輔(中京大学)
    加藤 好郎(委員長 慶應義塾大学)
事務局:保坂  睦(慶應義塾大学)
    柳下 俊江(慶應義塾大学)
次年度事務局:秋山 緑(東海大学)
       平井 久美子(東海大学)
欠席者:萩原 一良(関西学院大学)

配付資料:
 (1) 国際図書館協力委員会事務局報告(2003.1.18〜1.31)
 (2) 2003年度シンポジウム企画メモ
 (3) 海外集合研修募集通知(案)
 (4) Overseas Assignment Agreement between JASPUL and The Mortenson Center
 (5) 私立大学図書館協会とイリノイ大学モーテンソンセンターとの海外派遣協定
 (6) 2003年度シンポジウム案資料(加藤委員長案、中元委員案)

報告事項
1.事務局報告
資料1に基づき、事務局より報告があった。
  (1)ホームページ関連
    各種議事録等のホームページ掲載、WWW情報資源提供サービスへの申込を行った。
    日本図書館協会からの再問合
  (2) 国際図書館協力基金(資料1)
    1月15日に開催した支援企業報告会の資料を、欠席企業宛に送付済。
  (3) 寄贈資料搬送事業報告
  ・今年度第1回目は搬出終了。

審議事項
1.2003年国際図書館協力シンポジウムについて
  前回に引き続き、2003年度に開催予定のシンポジウム案を検討した。(資料6参照)
(1) 加藤委員長案
  「大学図書館における学術流通基盤整備と充実:情報の収集と発信体制の確立」
  講演者:Research Library Groupプレジデント Mr. James Michalko
  貴重書等のデジタル化を中心としたアメリカの戦略を主眼に、国内の動きも報告した
  い。また、2003年度開催予定の海外集合研修につなげることも可能。
(2) 中元委員案
  「大学図書館の国際戦略:人の流れを中心に」
  講演者:イリノイ大学モーテンソンセンター前所長 Ms. Marianna Tax Choldin
  図書館員の国際的活動を考える上で、人的な流れを中心に、アメリカからの新しい
  切り口、大学図書館なりの切り口を求めたい。また、海外派遣研修の宣伝を兼ねる
  ことも可能。

(1)、(2)案に対する意見
  → (1)について、情報発信やデジタル化といったテーマは半ば食傷気味ではないか?
  → (2)について、モーテンソン・センターの存在を知ってもらうために、集合研修先
   として設定することも有効であろう。
  → (2)について、2003年度の派遣実行後に行った方が良いとも考えられる。
  → 開催場所(東海地域)を考えると、(1)の方が多くの参加者を集められるかもしれ
   ない。

結論
   2003年度は(1)案を採用とし、(1)案に基づいた海外集合研修を開催する。
   2004年度は(2)案を採用としたい。

 以上の決定を受けて、2003年度シンポジウムの内容につき、具体的に審議した。

 <開催日程> 2003年5月16日(金)14:00開始(13:30受付開始)
 <パネリスト>
 慶應義塾大学・早稲田大学・国立民族学博物館、国立国文学研究所、等を候補とした
 い。必ずしも図書館にこだわる必要はない。
 ディスカッションへの出席も含めて3万円の謝礼(交通費込み)とする。
 <通訳>
 通訳は2名とする。できるだけ図書館プロパーの通訳が望ましい
 委員所属大学から通訳を出すこととしたい。各委員にて検討。
 <講演原稿>
 〆切、翻訳、印刷(会場校担当)の期間を考慮する必要がある。
 翻訳について、過去3年は中元委員にお願いしてきたが、今年度についてはどうする
 べきか。→ 慶應義塾大学図書館情報学科の大学院生に依頼することは可能か。加藤
 委員長が候補者について検討。
 <打合せ会と控え室>
 22名程度収容可能な部屋の予約が必要。
 会場校(加藤委員)にて場所確認を行う。(図書館内の部屋を予定)
 <懇親会>
 場所:エルバ亭(八事キャンパス内)
 開催時間:18:00開始
 予定人数:50名程度?
 値段については会場校(加藤委員)が交渉、結果によっては参加費の減少もあり得る。
 <当面のスケジュール>
 2月初旬 講演予定者にコンタクト開始、条件等を伝える
 (講演時間は1時間、質疑応答30分)
 2月中 来日スケジュール(5月15日から17日)を確定する。
 3月中旬〜下旬 講演テーマと内容の決定、開催通知等作成・印刷
  *案内の発送先は例年どおりとする。
 4月1日 開催通知発送
 4月30日 シンポジウム参加申込〆切
 4月中 パネリストへの講演依頼

2.2003年海外集合研修について(資料3参照)
  <日程> 2003年10月下旬 5 泊7日
     RLGとの日程調整はシンポジウムの前に行う
  <訪問場所> Research Library Group, Stanford University,
     HighWire Press, Getty Museum 各1日づつを充てる
  <参加者資格> 専任職員
  <参加者人数> 5 - 7名

  東海大学事務局にておおよその見積を取得し、参加できる人数を割り出す。
   案内発送:7月20日
   参加申し込み〆切:9月20日

3.海外派遣研修について(資料4、5参照)
  イリノイ大学モーテンソンセンターとの海外派遣研修協定(Agreement)について、内容
  確認を行った。おおむね了解されたため、期間のみ書き加えた形にて、ドラフトとして
  イリノイ大学に内容確認を打診したい。
 
  募集の進捗:1月31日時点で1名の申し込みがあった。2月8日の〆切以降に派遣者候
  補の選定を行い、次回委員会(3月3日)終了後に候補者面接を行う。
  1名づつ30分程度を予定。(委員のみ;事務局は別室で待機)
    *面接について、事前に事務局より所属長宛に依頼状を送付しておく。
    (会長校との連名、公印省略)

(懇談事項)
・搬送事業の寄贈本送付先について(村山委員):
  東海大学の教授が吉林師範大学に赴任した経緯から、日本からの資料受け入れを希望し
  ている。2003年度以降の寄贈資料搬送事業募集において、相手先を特定しない搬送希望
  校が出た場合に、搬送先として検討することが可能である。
・新事務局の引継ぎについて(事務局):
  2月中に慶應義塾大学にて、新事務局(東海大学)への引継ぎを行う予定。

                                       以 上



*次回日程 
 3月 3 日(月)早稲田大学(海外派遣研修参加希望者の面接を兼ねる)
   ・2003年度シンポジウム詳細打合せ、進捗報告 14:00-
   ・派遣研修面談15:30-

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