受Qー1.図書とも雑誌とも取れるものの、判断基準として何かあるか?

・NIIから判断

  ・NIIが雑誌として扱っているものを雑誌とする。

・巻号表示から判断

 ・巻号表示があるものを雑誌、ないものを図書とする。

・刊行頻度から判断

  ・年刊以上は雑誌とする。
  ・4〜5 年に一度のようなものは図書とする。

・復刻版の場合

  ・雑誌扱いとする。
  ・国情が雑誌扱いでも、図書扱いにしている。
* 各図書館の事情によって扱いが異なるようです。また、一つのタイトルで復刻されていても、雑誌原本と図書原本が混ざっているケースもあります。図書整理・分類担当と相談してみる必要があるかもしれません。図書整理・分類担当と相談してみるケースもあるようです。

・特別号・付録別冊の場合

  ・巻号表示があれば雑誌とし、なければ図書とする。
* 各図書館の事情によって扱いが異なるようです。図書整理・分類担当と相談してみる必要があるかもしれません。

・加除式刊行物の場合

  ・加除式刊行物は雑誌扱い。
  ・図書扱いだが、非登録。

・白書/統計書/年鑑類の場合

  ・NIIに準拠。
  ・図書扱いにしているところもある。
* 各図書館の事情によって扱いが異なるようです。図書整理・分類担当と相談してみる必要があるかもしれません。

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受Qー2.「学術的」、「非学術的」雑誌かどうかの判断はどのようにしているか?

・学術雑誌としているもの。

  ・基幹的な学(協)会誌
  ・紀要
  ・NIIに登録されているもの。
  ・学科のカリキュラムによって判断する。
   * 大学の特色、学科編成、また、各学科の専門カリキュラムにあっているものは、一見、一般誌にみえるものも、学術雑誌とみなすこともある。
     例)NHKきょうの料理(家政学部のある大学の場合)

・非学術雑誌としているもの。

  ・娯楽雑誌

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受Qー3.「学術的」、「非学術的」雑誌を、それぞれに適した方法で管理したい。どのような方法があるか?

・排架方法に関して

  ・非学術雑誌に対しては、開架に専用のコーナーを作って、何気なく立ち寄った利用者でも手に取り易いように排架の工夫をしている図書館もある。

・保存年限に関して

  ・学術雑誌は永年保存が多い。
  ・非学術雑誌は年保存が多い。

・保存状態に関して

  ・学術雑誌は製本するケースが多い。
  ・非学術雑誌は年保存とし、保存期間後廃棄するケースが多い。

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受Qー4.付録や、別冊・増刊号の管理は、本誌と一緒にまとめてするべきか? 独立させる場合にはどのような方法があるか?

・受入管理

  ・付録の場合
    ・利用者への提供(本誌とタイトルが異なり、利用者から別タイトルで請求されることが多い場合)や、運用上の都合(ISSNが別個に付与されている場合、請求書が本誌と別に起こされている場合、付録が独立した刊行頻度を保っている場合)により、対応を協議する。
    ・NIIに準拠。
    ・全て起こさない、という選択もある。
  ・別冊/増刊の場合
    ・付録と考え方は同じ。加えて、通号が本誌と通っている場合は独立させない、同じシリーズ名で定期的に刊行されているようであれば、書誌を起こす、という図書館もある。

・排架方法

排架方法に関しては、雑誌の排架方法を検討している方への排Q-4をご参照下さい。

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受Qー5.学内出版物の管理を依頼されたが、管理方法があるか?

・紀要に関して

他大学の紀要と、排架場所・方法ともに区別しているケースが多い。場所は、自大学の紀要のみ、50音順またはNDC分類順に雑誌と混配。(他大学の紀要は紀要の場所に排架。)方法は、通常開架に2部(特定のコーナーに特集名順、通号順に配架)、保存用に1部(箱詰め)別置、等。保管については、大学事務局等の他部署が担当している大学もある。
書誌に関しては、自館のみで使用するものとしては、簡易な書誌を起こす、という図書館もある。
OPAC表示については、学内出版物として、他大学紀要と区別している図書館もある(大学名順に排架しているため、OPAC表示での区別はしていないという図書館もある)。その方法として、「K/大学名/―」という請求記号(K=紀要)を付与する、という例が上がっている。

・会議資料等に関して

原則として受入れない、という意見もあった。
受入れる場合、「本学関係資料」架や紀要と同じ場所に排架するケースもあれば、専門のロケーションを作成するケースもあった。部外否のものは事務所内に保管する。
書誌に関しては、NII登録の必要がないものに限定し、オリジナルで(簡易な)書誌を作成する。
OPAC表示については、一括所蔵のみ表示する(個別所蔵は非公開)、一般雑誌、紀要と同様という図書館がある中で、反映させない図書館もあった。

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受Qー6.発行年巻次が複数年の場合、所蔵情報をどのように記述すればよいか?(OECD出版物に多い)

・NIIの記述方法(2001年8月現在)

  EX1) 1997/1998、1998/1999、1999/2000を所蔵している場合
      ・ 所蔵巻次:1997―2000
       ・ 所蔵年次:1997―2000

  EX2)1997/1998、1999/2000を所蔵している場合で、1998/1999が発行されているが欠号している場合
      ・所蔵巻次:1997―1998、1999―2000
      ・所蔵年次:1997―2000

      欠号登録として仮の巻次・年次をシステム入力し、OPACには反映していないところもあるようです。

  EX3)1997/1998、1999/2000を所蔵している場合で、1998/1999は発行されない場合
      ・所蔵巻次:1997―2000
      ・所蔵年次:1997―2000

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受Qー7.改題雑誌の扱いはどのようにすればよいか?

・改題情報の最速入手手段について

  ・現物確認の他に、出版社、版元、書店の変遷情報を参考にする。
  ・NIIを検索してみて、準拠して対応する方法がある。

・排架方法について

改題した雑誌の排架方法については、雑誌の排架方法を検討している方への排Q-3をご参照下さい。

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受Qー8.雑誌で扱う資料ラベルの番号体系はどうしているか?

・図書と区別した番号体系を用いている例

  ・資産登録用のラベルの中で、数字の通し番号で、図書用、雑誌用の塊に分けている。
  ・コード体系の中に、雑誌の意味をもたす数字(例えば7)、及びアルファベット(例えばZ)を組みこむことによって分けている。

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