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図書館が発行する利用者向けの刊行物のうち、比較的薄手の逐次刊行物を指す。
図書館について学内に流通する印刷媒体なら何でもいい。広義には、図書館紀要や図書館年報の類も含めた逐次刊行物のすべてをイメージしておこう。狭義には、お知らせを主体にした比較的薄手の定期刊行物ということにしておく。 |
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専修大学図書館 |
・館内報と混同しない・・・PR紙は図書館の外部とのコミュニケーションを目的に作
られているものだから、館内報を外に配ることは代用できない。こうした混同を解決するには次の2点が重要である。
1.館内報、PR紙とも、発行目的をはっきりさせる。
2.必要な情報ならどんな形でも読むはずだという図書館員にありがちな発想を問い直す
・読者層を特定する・・・PR紙は読者対象によって分化すべきものである。同じ利用者といっても教員・学生・大学院生によって違う。まず読者層を特定してPR紙の特徴を利用者に分かるように発行していくべきである。
・間接的な効果を訴える・・・間接的効果があることを認識し、強調しよう。大学当局がPR紙の中味から図書館が抱える問題を汲み取ってくれれば、図書館が積極的に動いていると示すことができる。
・実用的な編集技術を・・・図書館で作る以上、企画・編集・デザインのための実務知識が必要になる。企業・自治体のPR紙担当者向けのテキストを参考にし、実際の制作過程を通して有利な編集技術を獲得していくことは可能である。次の担当者になる人のためにも、獲得した編集技術を研修資料やマニュアルとして残しておこう。
・完成度の追求は外注で・・・制作過程を外注するための予算を獲得することを目指そう。「図書館員が業者を選択する目と使いこなすための知識と能力が必要である。
・館内報とPR紙の目的を混同している。
・PR紙は一紙と充分と思っている。
・PR紙を作成しても大学当局者や教員へのPRにならないと思っている。
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全国の大学図書館報(筑波大学図書館情報学図書館)