・単品ではなくシリーズ全体で・・・対象・時期・方法、受け手の行動形態等を考慮
した上で形態や掲載内容、レイアウトを検討するのが広報の初歩的常識である。
・個人ではなく図書館全体で・・・広報戦略の全面展開にあるという認識を忘れ
ず、図書館全体の仕事として位置づけるための努力が必要である。
・ 図書館の狭い枠に固執しない・・・利用案内やそれに類する印刷物を作ってい
るのは図書館だけではないので、プロのデザインを参考にする。図書館という狭 い枠にとらわれず、美術館、博物館、デパート等広く一般サービス業、公共サー
ビス期間の広報媒体の優れたデザインを取り入れるような発想がほしい。
・完成度の追求は外注で・・・各館での広報戦略の発展レベルを上げることによ
り、利用案内の媒体としての完成度が重視されてくれば、図書館員の手づくりの 限界が意識されるようになり、外注という方向が浮かんでくる。最終的な完成度
はプロのデザイナーを使うこと、制作段階の外注でしか現実できないという事実を忘れず、各館の広報にレベルを上げていくことに力を注がなければならない。